RETAIL TECH 2020.08.05

ポストコロナ時代を生き抜くためには、まず「入りやすいお店」を目指す

「あそこのお店何となく入りづらいからやめておこう…」と思われる店舗になっていないでしょうか?

 

新型コロナウイルスと共存して生活をしなければいけない“ポストコロナ時代”では、以前の店舗マーケティングの常識が通じなくなり、新しい消費者の価値観に追従しなければいけなくなりました。

 

“集団感染”というリスクに配慮しつつ、1ヵ月、2ヵ月先まで集客に困らない店舗作りをするために必要な要素について記事でまとめました。

 

【目次】

【1】安心・安全な環境作りが店舗の価値を高める

【2】店舗にとって重要なことは顧客目線の“入りやすさ”

【3】今まで以上に店頭ディスプレイの視認数をチェック

【4】まとめ

 

前回の記事:「店舗の売上が上がらないのは人通りが少ないから」は嘘?

 

【1】安心・安全な環境作りが店舗の価値を高める

人の出入りが多い小売店では、感染対策として入場制限や席数の削減を実施しているところが少なくありません。

 

一見機会損失になりそうですが、“感染リスクが低そうだから安心”とお客様が考え、入店のきっかけとなることがあります。

 

新型コロナウイルスが流行する前は、人が多いお店=人気で価値が高いお店という消費者思考に基づき、バーゲンセールなどで多くの人が店内に集中するようにしたり、あえて行列を作らせてお店のイメージを変えるマーケティング戦略が流行っていました。

 

しかし、今の時期に実施してしまうとお客様にとっての不安材料になりやすく、逆に入るのをためらってしまうようなお店になる可能性が高いです。

 

今の時期は、入場数を制限してみたり、密になりにくい広めなレイアウトに変えたりすることが集客につながりやすいと考えられます。

 

【2】店舗にとって重要なことは顧客目線の“入りやすさ”

店内のアルコール消毒やポスター類の掲示で感染対策がされていることを発信している店舗が多い中、それでも集団感染が起きているのも事実です。

 

日々メディアから流される情報ではお店の利用者や従業員の感染についての情報が流れ、目にした人は不安が高まり外出も躊躇してしまうようになります。

 

実際に7月31日、8月1日の2日とも都内の感染者数が400人を超えたのは、4連休(7月23~26日)に外出をした人が増加したからと言われ、休みの日でも外出を控えたほうがいいのではという考えが世間で広まっています。

 

もちろん感染対策を徹底することは店舗にとって必要なことですが、少しでも感染リスクがありそうと消費者が感じてしまえば入店を避けられてしまいます。

 

そのため、お店側が安全と思う対策をするだけではなく、“顧客にとって入りやすい”お店作りを目指すことが重要です。

 

例えば

・店内の回遊ゾーンは広めにとり、お客様同士の間隔を空けやすくする。

・店内の混み具合が外からでもわかるように、入口付近にモノを置かない。

・飲食店の場合、窓側の席からではなく奥の席からお客様を誘導する。

・店内の混雑状況がわかるサイネージを入口付近に設置。

などといった対策をすれば、入店をしなくても「このお店は安心できる」とお客様が判断しやすくなります。

 

【3】今まで以上に店頭ディスプレイの視認数をチェック

例年に比べて外出する人が減った分、お店を見て立ち寄ってくれるお客様が貴重な存在となります。

 

お店を見て立ち寄った潜在顧客の数を増やすためには、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の中でいう『VP』の向上が必要です。

 

VPとはVisual Presentation(ビジュアルプレゼンテーション)の略で、ディスプレイやウィンドウでお店の認知度や立ち寄り率を高めるのに必要な場です。

 

(VMDについて詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです:お店の売り上げにつながる「VMD」のまとめ【図解あり】

 

顧客にとって入りやすい空間作りも必要ですが、それに加えて遠くにいる人でも見て入りたくなるようなVPを目指すことが今の小売店にとって重要なことです。

 

現状、入店者数が一定数いる店舗でも、どのぐらい店頭のディスプレイが見られているのか(視認数)を確認すれば、お客様が何をきっかけに入店したかがわかりやすくなります。

 

視認数がある程度高ければVPがうまく機能しているという判断ができますし、低ければ集客の課題の1つに『店頭ディスプレイを見直す』と加えることもできます。

 

店頭ディスプレイだけではなく、店内の陳列や商品などを正確に評価するには全て“数値化”をすることが必要です。

 

集客に悩んでいる店舗は、感覚ではなく数字で評価するところから始めることで、PDCAを回しやすくします。

 

【4】まとめ

 

新型コロナウイルスが流行る前は

・そもそも入店者数が少ない

・入店者数は多いけど、実際に購入する人が多くない

・購入してくれる人は多いけど、購入単価が高くない

と、店舗によって課題がまばらでした。

 

しかし、首都圏を始め全国各地で感染者数が増えてからは、スーパーや薬局など生活用品を扱う小売店を除いて、「入店者数の減少」が第一の課題となった店舗が多いのではないでしょうか。

 

“店舗前の人通り”という母数が減った中、顧客目線で入りやすい&入りたくなるような施策が求められています。

 

ポストコロナ時代と言われている今は、まずは入店者数を引き上げるところに注力してみてはいかがでしょうか。

 



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